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公演終了いたしました!
たくさんのご来場まことにありがとうございました。

投票結果発表!

「Project BUNGAKU 太宰治」の投票結果を発表します。
まず、投票にあたっては無記名投票で
面白いと思った演目について1位から4位までを書いてもらいました。
得票は1位の劇団には4点、2位の劇団には3点、3位の劇団には2点、4位の劇団には1点とし、
投票用紙に1位の劇団しか書いていない場合は1位の劇団にのみ4点を加えるとしました。

この投票に参加していただいた方は総勢995人です。

そして、その結果ですが次のようになりました。

1位 谷賢一演出「人間失格」(3058点取得)
(1位426票、2位331票、3位159票、4位43票)

2位 吉田小夏演出「燈籠」(2735点取得)
(1位302票、2位304票、3位265票、4位85票)

3位 松枝佳紀演出「ヴィヨンの妻」(2234点取得)
(1位191票、2位203票、3位310票、4位241票)

4位 広田淳一演出「HUMAN LOST」(1598点取得)
(1位76票、2位116票、3位192票、4位562票)

もちろん、これは芸術としての優劣を決めるモノではありません。
むしろ、エンターテイメントとしてどれほど受け入れられるかということを示す指標であるような気がします。
また演目順や上演時間の差異、そもそもの題材の面白さなども影響しているでしょう。
しかし、そんなことを言いだしてはきりがありません。
ともあれ、ゲームはゲームとして割り切ります。
以上の順位が、今回の勝負の結果となります。

一方、ゲスト賞ですが、次のような結果となりました。

香山リカ賞 :谷賢一
三田佳子賞 :吉田小夏
猪瀬直樹賞 :松枝佳紀
小野才八郎賞:広田淳一
永井愛賞  :広田淳一
木村綾子賞 :谷賢一
荒戸源次郎賞:広田淳一
奥秀太郎賞 :松枝佳紀
高野しのぶ賞:広田淳一
原紗央莉賞 :松枝佳紀
辛酸なめ子賞:吉田小夏
蒼井そら賞 :吉田小夏
杉作J太郎賞:吉田小夏
松本侑子賞 :プロジェクト文学全体に
原きよ賞  :谷賢一
徳永京子賞 :吉田小夏

単純に数を出すと
1位 吉田小夏(5票)
2位 広田淳一(4票)
3位 谷賢一(3票)
3位 松枝佳紀(3票)


ですが、こちらは、ある言意味「記名」投票で集計になじまないものがあります。
つまり香山リカさんは香山リカさんの基準で選ばれたのであって
その順位を蒼井そらさんの基準で下された結果と足すことには意味が無いからです。
多様な価値基準があるということを示すための賞がゲスト賞です。
これはアフタートークを目にした人しかその基準を知ることはできないわけです。
今後、承諾を得られればアフタートークを公表することもあると思います。
実に多種多様、面白い視点ばかりでした。

企画総指揮の僕としては
ゲームとしての無記名投票の合算である観客賞
個別基準のありようを示すゲスト賞
この二つを提示することができたことが満足です。

太宰治生誕101年目の今年…4人の演出家が4つの太宰治作品を4つの方法で演劇にする。
どの芝居が一番おもしろいか。
どの芝居が一番太宰治的か。
どの芝居が一番語るに値するか。
各界の偉人達が4つの芝居をそれぞれの物差しで評価する。
4つの演劇と、まとめの座談会。
これで「太宰の文学」「いまの演劇」「現代における文化や男女の在り方」そして「日本」を考える企画。
名付けて「プロジェクト文学、太宰治」。
毎日が見所です。お見逃しなく。
(1つ1つの作品は20分の短編演劇で、毎公演4つの演目を上演します。)

演目と演出家

■「HUMAN LOST」
(初出、「新潮」1937(昭和12)年4月号)

翻案・演出:広田淳一ひょっとこ乱舞

キャスト:未定

「HUMAN LOST」は、太宰が精神病院に入院した体験をもとに書かれた、まさに彼の精神のギリギリの部分を記した小説です。太宰の魅力の一つに、素朴な明るさとか、意外な強さ、といったものがあるでしょうが、やはり、恥も外聞もなくあがいているその姿の中に、彼の魅力の真骨頂があると思うのです。この作品は、いかんなく、みっともない。なりふり構わず、あがいています。もちろんその一方で、己の狂気すら作品の素材として扱う冷静さを保ちながら、です。うだる夏を越えて十月、僕もまた、静かにトコトン、あがいてみようと思います。

【広田淳一(ひろたじゅんいち):2001年、「ひょっとこ乱舞」旗揚げ。以降、全作品で作・演出を担当し、しばしば出演する。「嘘」をつく劇世界の構築は旗揚げから一貫しており、寓意に富んだ異世界を舞台に、そこに生きる人々を描く。太宰治作品『ロマネスク』を翻案・演出した舞台、『無題のム』にて、若手演出家コンクール2004 最優秀演出家賞を受賞。好きな卵料理は「だし巻き」。 好きなおでんは「ちくわぶ」。 】
■「燈籠」
(初出、「若草」1937(昭和12)年10月号)

翻案・演出:吉田小夏青☆組

出演:木下祐子、福寿奈央、藤川修二、荒井志郎、井上みなみ(青年団)、芝博文、 田村元、木村望子

何度、恋を失ってみても、何度、夜を泣き明かしても、この心にはなぜ懲りもせず愛の希望が灯るのだろう?今回選んだ『燈籠』は、太宰が女性の一人称で書いた名作短編のひとつだ。初めて読んだ時、女心を鮮やかに掬いあげた文体に脱帽した。そこには、凝縮された恋の切実さと滑稽さが詰まっている。うとましくてうとましくてうとましくて、愛しい。男と女の間には、いつもそんな揺らぐ火が灯っている。私なりの達観と執着を武器に、その炎を繊細に描き出してみたい。匂いたつようなうとましさと愛しさを、あなたと添うて、灯したい、毎夜。

【吉田小夏(よしだこなつ):劇作家、演出家、俳優。青☆組 主宰/青年団演出部所属。2001年に青☆組を旗揚げ、劇作と演出を始める。『雨と猫といくつかの嘘』(09年)他、4つの作品で日本劇作家協会新人戯曲賞入賞。時代に流されない普遍性と透明感にこだわった、瑞々しく繊細な対話劇で定評がある。】

■「ヴィヨンの妻」
(初出、「展望」1947(昭和22)年3月号)

翻案・演出:松枝佳紀アロッタファジャイナ

出演:伊藤えみ、竹内勇人、岩見よしまさ、ナカヤマミチコ、青木ナナ、木田友和、辻井拓、花邑沙希、峯尾晶

太宰治と言うと軟弱な印象があった。女性と入水自殺、人間失格、グッド・バイ。読んだことも無いのに決めつけていた。三島由紀夫が毛嫌いしていたのも大きい。太宰を読まずして太宰を嫌うようになっていた。今回、大好きな演出家たちに声をかけた。偶然みな太宰好きだった。マジかよと思いながら太宰を読んだ。あれれと思った。面白い。美しい。そして明るい。僕の中の太宰の印象が変わった。生きたい生きたい生きたい。それが太宰の文学だった。 中でもヴィヨンの妻は一番生命力が強い。太宰が自分自身に一番言いたかった言葉がこの中にある。僕はそれを探り当て、皆の前に披歴しようと思う。

【松枝佳紀(まつがえよしのり):劇作家、演出家、シナリオライター、アロッタファジャイナ主宰。京都大学経済学部卒業後、日本銀行に務めるも退職、2004年劇団旗揚げ。「ルドンの黙示」で新国立劇場に進出。映画「デスノート」「武士の家計簿」などにも関わる。】
■「人間失格」
(初出、「展望」1948(昭和23)年6〜8月号)

翻案・演出:谷 賢一DULL-COLORED POP

出演:コロ(柿喰う客)、東谷英人、大原研二(Theatre劇団子)、小安光海、櫻井竜、菅谷和美(野鳩)、塚越健一、 ハマカワフミエ(国道五十八号戦線) 、 三嶋義信、百花亜希、湯舟すぴか(市ヶ谷アウトレットスクウェア)

『人間失格』は今でも売れている。主人公である葉蔵の言葉を読んで、きっとみんな「これは俺のことじゃないか」なんて思っちゃってるんだろう。恥ずかしい感傷だ。「葉蔵は俺だ」は「ハムレットは私だ」と同じくらい恥ずかしい。だが、いや待てよ、売れてるんだから、そういう恥ずかしい手合いが平成にもまだまだたくさんいるということだ。誰しもが世間や隣人に怯えながら、恥の多い生涯を送っている。ホントに恥ずかしい奴らばっかりだな。でも、残念ながら、みんな一つだけ間違えてる。あんたは葉蔵じゃない、葉蔵は俺だ。

【谷賢一(たにけんいち):作家・演出家・翻訳家。DULL-COLOREDPOP主宰。日英の大学にて演劇学を学ぶ。2005年劇団旗揚げ。独白を多用する詩的な脚本と無鉄砲な演出でくるくる作風を変えながら、演劇の地平線を目指して放浪している。大酒飲み。】

■公演日時

2010年9月30日(木)〜10月10日(日)

Project BUNGAKU太宰治
アフタートークゲストの予定変更がありました。
10月2日19時の回に予定していた「蒼井そら」さんは
10月8日14時の回のアフタートークにご出席いただきます。
これにあわせ、すでに2日19時の回のチケットをご購入の方で
8日14時の回に変更をなさりたい方は対応いたしますので
E-mail:projectbungaku@gmail.com にメールをいただくか
090-6521-5230(制作きたざわ)までご連絡ください。
  開演時間 アフタートークゲスト
9月30日 19:30 香山リカ(精神科医、毎年授業で太宰治を症例として扱う)
10月1日 14:00 三田佳子(女優、映画「人間失格」に出演))
19:30 猪瀬直樹(作家、副都知事、「ピカレスク〜太宰治伝」著者)
10月2日 14:00 小野才八郎(作家、御歳90歳となる太宰治の弟子)
19:00 永井愛(劇作家、演出家、二兎社主宰)
10月3日 14:00 木村綾子(タレント、作家、太宰治検定実行委員)
19:00 荒戸源次郎(映画監督、映画「人間失格」監督)
10月4日 休  演  日
10月5日 19:30 奥 秀太郎(映画監督、画ニメ「女生徒」監督)
10月6日 14:00 高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/「しのぶの演劇レビュー」主宰)
19:30 原 紗央莉(女優、自伝小説「本名、加藤まい」著者)
10月7日 19:30 辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト、「愛され太宰の一生」執筆)
10月8日 14:00 蒼井そら(女優、自伝小説「ぶっちゃけ、蒼井そら」著者)
19:30 杉作J太郎(男の墓場プロダクション代表、映画監督)
10月9日 14:00 松本侑子(作家、「恋の蛍〜山崎富栄と太宰治」著者)
19:00 原 きよ(アナウンサー、太宰治作品朗読ライブを開催)
10月10日 13:00 徳永京子(演劇ジャーナリスト)
18:00 4人の演出家による本音総括トークク
※公演時間は100分、アフタートークは20分を予定
※毎公演とも4作品を上演(1つが20分程度の短編です)
※開場は開演の30分前、受付開始は開演の45分前
※全席自由席(受付順(入金確定順)にお入りいただきます)

■会場
八幡山ワーサルシアター
ワーサルシアター

【(京王線八幡山駅下車 徒歩約30秒、新宿より京王線で約20分)
京王線八幡山駅より徒歩1分 改札を出て左に曲がってスグをまた左に曲がっていただきます。
見えてきたビルの薬局の地下1Fにワーサルシアターがございます。】


■チケット発売日

2010年8月28日(土)12時



■チケット料金
前売3,200円/当日 3,500円 全席自由席
当日は受付順にご入場いただけます。

■お問い合わせ
090-6521-5230(制作きたざわ)

E-mail:projectbungaku@gmail.com

■協力
ブレイクアレッグ、M.M.P、サンミュージック、ナグラチーム、トレヴィル、 劇団キンダ―スペ ース、La Sens、CoRich!舞台芸術


■スタッフ
舞台監督:村信保 / 照明:南香織 / 音響:井出"PON" 三知夫(La Sens) 美術:小池れい / 制作:北澤芙未子(DULL-COLORED POP) スーパーバイザー:松本隆志(Mrs.fictions) 制作総指揮:松枝佳紀( アロッタファジャイナ)

■製作総指揮
松枝佳紀(アロッタファジャイナ)

■製作
プロジェクト文学製作委員会
(アロッタファジャイナ/青☆組/DULL-COLORED POP/ひょっとこ乱舞)


罰ゲーム

「Project BUNGAKU 太宰治」の罰ゲーム動画です。
観客投票最下位だった広田淳一が罰ゲームに挑みます!

撮影・編集 渡邉圭介


CopyRight(C) プロジェクト文学製作委員会2010
(アロッタファジャイナ/青☆組/DULL-COLORED POP/ひょっとこ乱舞)